ヤマビル卵塊ランプ・Ⅳ
¥176,000 税込
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ヤマビルの卵をモチーフとして制作したガラスの照明です。
板ガラスを一枚一枚カットしてつなぎ合わせるステンドグラスの技法によって制作しました。中のガラスはところどころに水玉模様のあるピンク色。外側のガラスは横スジの入った透明ガラスを使用。明かりを灯すと濃い赤みを帯びたオレンジ色に光ります。
★こちらの作品は2021年に開催された「害蟲展 season2」入選作品と同シリーズの作品です。
出品の際に添付した制作意図をほぼそのままこちらに記します。
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とある図鑑を手にし、その写真を見たとき、その美しさに衝撃を受けた。
“ヤマビルの卵塊”
それはガラス細工のような透明な膜に覆われ、とても優雅で、神秘的で、まるで芸術作品のように美しく、わたしはしばしその写真から目を離すことができなくなった。
ヤマビルは私が住む山里にも生息し、その姿を目にしたこともある。
黒い体をくねらせて獲物を待ち構える様は異様で、決して見ていて気持ちのいいものではない。それにたかられて血を吸われた日にはさすがに気分が萎えるであろうことは想像がつく(私はまだ吸血されたことはない)。
しかし彼らにも生態系の一部として何らかの役割があるわけで、いきものとして生きるということは、人間のそれとなんら変わらない。
この作品はヤマビルという小さないきものから生み出された造形である。
命あるものの営みの一つ、子孫を残すという行為により生まれた造形。
ヤマビルの卵塊をモチーフとして作られたこの作品の明かりを見つめながら
自然が創り出す造形の美しさに心動かし、生命の繋がりや不思議、人間と同じ命の “存在” に思いをはせていただけたら幸いです。
◆素材・材料:ガラス、銅、ハンダ、照明器具(ナツメ電球10W使用)
◆サイズ:約14×13×13㎝
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